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城下町の風情残る 津和野町(島根県)

山陰の小京都をゆるりと

山陰の小京都―島根県津和野町。町のメーンスポット、殿町(とのまち)通りには斜め格子状の模様が美しいなまこ塀が建ち並び、城下町の風情を色濃く残している。掘割には、津和野のシンボルである色鮮やかな鯉が元気に泳ぐ。

殿町通り

殿町通りを歩く

太皷谷稲成神社は日本五大稲荷のひとつに数えられ、中でも「稲成」を表記する珍しい神社。この「成」には願望成就の願いが込められている。参道には約1千本の朱塗りの鳥居が立ち並び、壮麗だ。今年は同神社の御鎮座240年で、11月17日には雅楽師・東儀秀樹さんらによる奉祝コンサート、11月20日には奉祝能が行われる。

森外や西周をはじめ、安野光雅ら数多くの偉人、著名人を輩出しているまちで彼らを顕彰する記念館、ミュージアムも多い。7月下旬には、古典芸能神事「鷺舞」が町内で披露される。

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