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えちぜん鉄道、人気の秘訣は「笑顔」「もてなしの心」

地元と生きる鉄道へ 観光案内、パンフの配布も

福井県東部の山間部から越前海岸までの53キロを走るえちぜん鉄道は、観光客の利用に力を入れており、ここ数年乗客の利用が増えている。

人気の秘密は、女性アテンダントの決め細やかな笑顔の対応。「乗客をもてなす心の接客」は無人駅からの乗客には切符を販売し、高齢者が乗降するときには手を差しのべ、観光客には沿線の観光案内やパンフレットの配布まで行う。

同鉄道は一度廃線になったが、沿線住民の要望が実って第三セクター方式で再スタート。乗客のサービスを最優先しながら沿線住民や行政とネットワークを作り上げる「地域共生型サービス企業」として注目を集めるに至っている。

2008年には同鉄道に乗ってあわら温泉に宿泊すると宿泊料金を1千円割り引くというような試みもスタート。現在も継続中で、地域に根ざした営業活動に取り組み続けている。

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