観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

地域文化の交流を あわら温泉湯のまち広場で歴史・芸妓・横丁

あわら温泉彩る魅力が集結

あわら市のえちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」前の多目的用地が昨年11月、「あわら温泉湯のまち広場」としてオープンした。

福井県が県内ならではの魅力に磨きをかける「目玉となる観光地づくり」の一環で、園内には、中国近代文学の父といわれる魯迅が生涯敬愛した藤野厳九郎の生家と記念館を移築し、検番を設けた伝統芸能館では芸妓の練習風景の見学も。

このほか、芝生広場やワゴンセールススペース、ふれあい広場も併設。駐車場には普通車21台が駐車できる。

藤野厳九郎の生家

魯迅が敬愛した藤野厳九郎の生家

伝統芸能館

芸妓の艶やかなさまが見学できる伝統芸能館

今年4月からあわら市観光協会が同市より指定管理を受けて運営。観光協会では「市民と来訪者の間で、自然や歴史、人物、伝統芸能、芸術、食、温泉といった地域文化をテーマとした様々なスタイルの交流が生まれる賑わい広場として活用したい」と話している。

湯のまち広場には空き地の活用と温泉街の賑わいづくりを目的に作ったあわら温泉屋台村「湯けむり横丁」が2007年にオープンしており、現在10店舗が営業。観光客と地元客が交流できる拠点として定着し、年間3万5千人の利用客があり、5500万円を売り上げている。

将来的には泊食分離や連泊・転泊などを見据えて、旅館との間で共有するミールクーポンシステムの導入や、屋台村で成功をおさめた店主が市内空き店舗でショップ経営ができるようなシステムを商工会と連携して構築する考えも持っている。

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