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大観峰・阿蘇神社・火山博物館 阿蘇観光に欠かせず

天然の展望台 大観峰

阿蘇の大観峰(だいかんぼう)は、阿蘇外輪山の最高度地点にある阿蘇随一の眺めを誇る天然の展望台で、標高は936メートル。

阿蘇観光の中で、噴煙を上げる中岳、こじんまりとした米塚などとともに定番中の定番になっている。展望台からは阿蘇五岳や九重の山々、内牧温泉などのほか、眼下に広がる阿蘇谷の箱庭のような景観を楽しめる。

「大観峰」という呼び名は、熊本出身の徳富蘇峰によって名づけられた。

大観峰

大観峰の標高は936メートル

室町時代からの歴史を伝える 阿蘇神社

阿蘇神社は日本全国に約450社ある阿蘇神社の総本社で、全国的にも珍しい横参道になっており、参道の南には阿蘇火口、北には国造神社が位置していると伝えられている。

東向きにある楼門は高さが18メートルあり、「日本三大楼門」に数えられ、神社では珍しい仏閣の様式で建てられた二層桜山門式。境内には社殿が3棟あり、楼門、一の神殿、二の神殿、三の神殿、御幸門、還御門が重要文化財に指定されている。

今でも結婚式では欠かせない謡曲「高砂やこの浦船に帆をあげて」はよく知られているが、この謡で阿蘇の宮司・友成が登場することは知られていない。

この謡曲は室町時代に能を完成させた世阿弥の作と言われ、夫婦愛、長寿を表現した理想の謡として評価される。室町時代の謡曲に阿蘇の宮司が登場することだけでも、阿蘇神社の由緒と歴史がわかる。

阿蘇神社

阿蘇神社の楼門は日本三大楼門のひとつ

生の火山活動を知る 阿蘇火山博物館

阿蘇火山博物館は中岳による火山規制や天候不良時でも阿蘇を知ることができる施設として1982年にオープンした。

展示コーナーでは火山・地質関係、阿蘇の動植物などを総合的に展示。なかでも火口に設置された2台のカメラによる生の活動の様子を見ることのできるコーナーは、臨場感ある火口見学を楽しめる。大型5面のマルチスクリーンでは阿蘇の自然や民俗行事を紹介している。料金は大人一般840円、25人以上の団体740円。障害者料金530円。

阿蘇火山博物館

阿蘇火山博物館では臨場感ある火口見学も

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