奥飛騨の秋冬は自然に感謝　紅葉ウォークや氷瀑でイベント

奥飛騨ならではの季節の美しさ

奥飛騨温泉郷は北アルプスの懐に抱かれた自然豊かな湯の郷。これからの季節、秋の紅葉、冬の凍てついた滝など気温が冷え込んでくるにつれて美しい趣きに包まれる。充実した秋冬のイベントに繰り出し、この地でしか見られない景観を目に焼きつけよう。

秋冬は恒例の「北アルプス自然感謝祭」。奥飛騨・北アルプスの自然を満喫するウオーキングツアーがずらりと並ぶ。

10月12日は「北アルプス西穂山荘往復トレッキング」。新穂高ロープウェイを利用しながら、標高３千メートル級の山岳風景と鮮やかな紅葉を楽しむ本格的な登山コースだ。参加料は大人３千円。

10月は23日に「左俣林道ワサビ平紅葉ウォーキング」、26日に「右俣林道穂高平紅葉ウォーキング」も実施。来年２月26日の「奥飛騨１ＤＡＹスノーシュートレッキング」は、スノーシューで雪深い奥飛騨の高原を散策する。いずれも大人１５００円。

すべてのコースは登山家の内野政光さんらが講師を務める。申し込み、問い合わせは奥飛騨温泉郷観光協会 電話０５７８―89―２６１４。

冬の奥飛騨の魅力の１つが、氷柱へと姿を変えた滝の美しさ。夜間、各地で冬の自然の芸術品がライトアップされる。

福地温泉では12月下旬―２０１２年３月下旬、温泉街に再現した大きな氷柱「青だる」をライトアップ。２月初旬―中旬は青だる氷の散策道も灯りで照らす。

新平湯温泉では12月下旬―12年２月末、氷結した名水「たるま水」の滝が幻想的な「奥飛騨樹林帯タルマかねこおりライトアップ」を、新穂高温泉では12年２月１日―14日に囲炉裏やバーのかまくらが楽しめる「中尾かまくらまつり」を開く。

平湯温泉の「平湯大滝結氷まつり」は12年２月15―25日に開催。日本百名瀑の１つである平湯大滝は凍りつき、光に照らされると周囲の雪景色と相まって荘厳な世界観を演出する。参加者には甘酒や豚汁などのサービスも。

これら奥飛騨温泉郷一帯で開催される冬のイベントへは、各温泉地から運行されるイベントバスで。

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