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縄文人の知恵と自然の神秘 下呂市・金山巨石群は太陽暦の観測所

意味、風景ともに神秘的なパワースポット

下呂市の南西端に位置する金山町。自然と歴史に彩られた静かなまちに、今パワースポットとして注目を集める自然の遺跡「金山巨石群」がある。

金山巨石群は3か所の巨石群の総称。1998年から考古天文学的調査が行われ、春分や秋分、冬至など特定日に巨石の隙間からさし込む光から日時計として時刻を計測する「太陽カレンダー」としての機能を有していることがわかった。縄文時代にはすでに太陽暦が存在してことを想起させる貴重な遺跡として現在も調査が進められている。

金山巨石群

金山巨石群

縄文人が太陽カレンダーとして活用していた
と推測される巨石群。神秘というほかない

そのうちの1つ、「岩屋岩蔭遺跡巨石群」からは縄文期の生活の跡が見つかり、巨石と太陽光の関係から1年365日の周期とうるう年366日が読み取れる。「線刻石のある巨石群」「東の山巨石群」も太陽カレンダーの機能が分かっている。巨石群の配置は地磁気から人為的な意図が読み取れ、そのことも縄文人の太陽暦の活用が推測される。

また、巨石が立ち並ぶその景観から「日本のストーンヘンジ」とも。古代人の生活の知恵を感じさせる巨石群は風景、雰囲気ともに神秘的な色合いを帯びている。

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