うだつの町と和紙の灯　美濃市で秋にアート展

伝統と現代アートの融合　10月８―９日に開催

岐阜県美濃市で10月８―９日、「美濃和紙あかりアート展」が開かれる。「うだつの上がる町並み」と「美濃和紙」という地域固有の文化を灯りで結びつけた毎年の恒例イベント。美濃の風情が一層際立つ夜になる。

同展は１９９４年に始まり、今年で18回目。屋根上の防火壁「うだつ」が上がる商家が立ち並び、江戸―明治期の情緒が残る重要伝統的建造物群保存地区に、美濃和紙を使った灯りのオブジェ約４００点を設置する。美濃和紙の伝統と現代アートが融合し、美濃の町並みの歴史情緒を温かく彩る。

作品は全国から公募したもので、コンテストを実施。美濃和紙の新たな魅力を伝えるイベントとしても定着してきた。

続いて10月14日―11月30日には、同展の優秀作品約80点を町並みの軒先に常設展示する「あかりの町並み」も開催される。アクリルケースに入れるため雨の日でも問題なし。夕方から点灯され、秋の夜長は町並み散策に繰り出したい。

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