毎日、神楽殿で夜神楽を奉納 宮崎・高千穂
11/08/25
昼は高千穂峡、夜は神楽で神話の旅
高千穂の代表的な観光素材が「夜神楽」。古くからこの地に伝承される夜神楽は国の重要無形文化財に指定されており、秋への実りの感謝と翌年の豊穣を祈願して、11月上旬から翌年2月下旬まで行われる。
神楽のシーズン以外でも高千穂神社境内の神楽殿で毎日20―21時までの1時間、手力雄の舞、鈿女の舞、戸取の舞、ご神躰の舞の4つが奉納され、観光客が毎夜訪れている。
最初に演じられる3つの神楽は天照大御神が天の岩戸から出てくるまでを表現。4つめはイザナギ・イザナミ夫婦の物語でお酒を飲んだりする仲睦まじいさまを踊る。個人500円、20人以上の団体400円。ホテル旅館から送迎バスが出ている。
このほか高千穂では天然記念物に指定されている高千穂峡があり、形状摂理の景観をボートで楽しむことができる。周辺には日本の滝百選に選ばれた「真の井の滝」や「槍飛橋」「おのころ島」、「月形・日形」「鬼八の力石」は遊歩道を散策しながら見ることができる。
特に神楽や神話に関心がある人には「おすすめ観光コース」として「神話・伝説めぐり」「スピリチュアル」「歴史・文化に触れる」「観光ガイド付きコース」を用意し、神話の世界の探訪も可能だ。