独自の源泉持つ内牧温泉8つの町湯
11/06/09
大正創業の老舗や昭和レトロ 個性と風情も魅力
内牧温泉には「町湯」と呼ばれる古くから町民が利用する立ち寄り湯が点在している。8つある町湯は、それぞれ趣きある雰囲気と独自の源泉を持ち、異なる天然温泉を楽しむことができる。
大正2年創業の町湯「新穂湯」や、昭和レトロの筆頭でトタンの屋根や昔ながらの看板がかかる「田町温泉」、薬師がまつられる近くから湧く「雲海薬師湯」のほか、旅館や民宿に隣接する「阿蘇乃湯」「大阿蘇」「入船」、割烹料理店内にある「宝湯」、公衆浴場として地元利用が多い「七福温泉」がある。
料金は100円から500円で、内湯のほか露天風呂や家族湯を備えているところもある。
町湯クイズラリーを随時行っており、町湯を全軒制覇しクイズを全問正解するともれなく認定証がもらえ、温泉グッズが当たるクジ引きも。
また、現在調査中だが内牧温泉は標高500メートルに位置することから、何もしなくても循環機能の強化と心肺機能の鍛錬になり、マラソンランナーが高地トレーニングをするのと同じ効果が得られるほか、温泉成分にリチウムが含まれていることもわかり、今後、温泉療養にも取り組んでいく方針だ。