心癒す動物たち ふれあい体験が充実
11/06/09
「パンくん」、犬、猫…愛らしさに和み
阿蘇周辺には動物と親しめる観光施設が充実。まずは「阿蘇カドリー・ドミニオン」から行ってみよう。同施設はテレビ「天才!志村どうぶつ園」で一躍有名になったチンパンジー「パンくん」がいることで知られ、動物とのふれあい体験が観光客の人気を集めている。
年間来場者数は40万人、夏の平日で1日1千人、盆で6千人が訪れ、最も多いゴールデンウイークには1万人にもなるという。カドリーとは「可愛い」、ドミニオンは「国・領土」という意味があるそうだ。
最も人気のあるパンくんのエンターテイメントショー「宮沢劇場」は毎年演目が変わり、立ち見を入れて1千人を収容できる。通常は3回公演だが、ゴールデンウイーク時には5、6回公演を行っても入場できないほど人気を集める。以前は九州、中国地方からの客が多かったが、最近は夏場には関西からのツアー客が増加傾向にあるという。
このほか、動物と人間のファンタジーショーやペンギンショー、犬や猫、子熊とのふれあい広場もあり、ファミリー客に喜ばれている。熊は9種250頭いるが3月中旬に熊がより見やすくなるようにガラスの橋、熊の洞窟をオープンさせた。
「阿蘇猿まわし劇場」は全天候型劇場で、年中無休。600人を収容できる。猿まわし公演は10時から平日6回、土日祝は7回。公演時間は40分。公演終了後、猿との握手会、記念撮影もある。
施設はバリアフリーデザイン賞の優秀賞を受賞しており、車イスやべビーカーのまま移動、観賞が可能。団体客や年配客に好評で、施設と駐車場が近いため、バスから降りてすぐ施設に入ることができる。