本丸御殿を復元 名古屋城、よみがえる「最高傑作」
17/01/10
豪奢で気品あふれる雰囲気を感じる
名古屋城の本丸御殿復元工事が進んでいる。本丸御殿はかつて天守閣の南側にあり、近代城郭御殿の最高傑作と言われ国宝に指定されていた。
しかし1945年に空襲で焼失。名古屋市では2009年から復元に着手し、13年から入口にあたる玄関、謁見の場である表書院などの公開を始めた。16年には藩主が家臣と私的な宴席を開いた対面所、料理の配膳などに使われた下御膳所ができ、18年には将軍上洛の際の居館とした上洛殿の完成ですべての復元工事が終わる予定だ。
現在見学できる玄関は一之間・二之間からなり、一之間には床之間や違棚がある。周囲には虎や豹が描かれている。玄関二之間の廊下では将軍など高位の客専用の入口である車寄せを内側から見ることができる。
表書院にある三之間は奥にいくほど格式が高くなっており、5つの部屋で構成されている。一番奥の上段之間は床之間・付書院・違棚・帳台溝を備え、天井の意匠や飾金具は見事な出来ばえになっている。
入館時間は9―16時。本丸御殿の入場料は無料だが、名古屋城観覧料大人500円が必要。30人以上の団体は450円。
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