「働き盛り」家康の本拠・浜松城 浜松市街地で天下人の足跡に迫る
17/01/10
天守閣や博物館で歴史に触れる
徳川家康が29―45歳までの17年間を過ごした浜松城は出世城と呼ばれることから浜松市は「出世の街 浜松」の情報発信を行っている。
現在の「浜松城天守閣」は1958年に、天守門は2014年に再建された。もともとは当時29歳だった家康が武田信玄の侵略に備えて1570年に築城したのが始まり。
「引間(ひくま)城」(浜松元城町東照宮)は1570年に拠点を岡崎から浜松へ移した家康が引間城を拡大し、城名を浜松城と改めた。跡地には浜松元城町東照宮が建っており、出世の聖地と呼ばれ、多くの参拝者が訪れる。
パワースポットとして整備するため、2015年に徳川家康公顕彰四百年記念事業として家康と豊臣秀吉のブロンズ像(二公像)を設置した。引間城には秀吉も訪れたとされている。
「松下屋敷跡」は戦国時代の武将・松下氏の館跡と伝わる。「五社神社・諏訪神社」は、元々浜松城内に祀られていたが、二代将軍・秀忠の産土神として家康の命で現在の地に鎮座した。
「犀ヶ崖資料館」は三方ヶ原合戦と犀ヶ崖での戦いの記録を伝える資料館。三方ヶ原合戦の迫力あるジオラマを常設展示している。
「浜松市博物館」には家康にまつわる資料などを多数展示。2015年、徳川家康公顕彰四百年記念事業の一つとして、家康が三方ヶ原の戦いで負けた思いを忘れないように絵師に描かせた「しかみ像」を立体にした等身大像を設置し、見学者も多い。等身大像は身長159センチとされる家康がウレタン樹脂などで作られ、リアル感があると好評を得ている。
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