ガマゴリうどん、みかわ牛―蒲郡に新名物が続々登場
15/12/25
蒲郡グルメを再発見
蒲郡市は海、山、田畑と自然が広がるだけあって、その恵みである食も観光の大きな魅力の1つだ。そのいずれもが「ここだけ」の味わい。現地に来て食べてこその価値に溢れている。
海の恵みは新鮮な魚介は当然として、新しい名物が生み出されている。それは「ガマゴリうどん」。実は蒲郡は2014、15年、そして16年も「全国ご当地うどんサミット」の開催地となるなど、知る人ぞ知るうどんの聖地なのだ。
ガマゴリうどんは、三河湾産のアサリをたっぷり使ったダシが自慢で、具もアサリやワカメ、ニギスやメヒカリなど蒲郡産食材が入った海の旨味に満ちた一杯。13年の同サミットと14年の「全国まるごとうどんEXPO」でグランプリを獲得した実力を持つ。市内の食事処約26軒が認定店として提供している。
海のA級グルメは「アカザエビ」。漁獲量が少ないため、希少価値が高く、現地でこその食材だ。この三河湾の女王は近年、地元の猛プッシュもあって名物として定着してきた。
市内の西浦、形原漁港で例年9―6月ごろまで水揚げ。柔らかい身と濃厚な甘味はフランスなどではメーンディッシュに利用されるほど評価されている。同温泉郷の旅館ホテルでは鮮度バツグンのアカザエビを刺身でも味わえる。
田畑では「みかわ牛」。流通が整い、昨年春から市内の旅館ホテルで宿泊プランに設定されるようになった。ステーキやすき焼きで、まろやかな舌触りとジューシーな肉質という上品さを堪能したい。
お土産でも「みかわ牛せんべい」が登場。優れた等級を持つ「みかわ牛ゴールド」を用いたぜいたくない逸品ながら、気軽に食べられるのがうれしい。定番のえびせんべいに続く新たな新名物として期待されている。