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「朝湯」プロジェクトと「旅館総選挙」 旅館青年部が新たな仕掛け

温泉宿に付加価値を

にいがた観光のキャッチフレーズ「米、酒、魚(肴)のにいがた」を創造し、10年をかけ米と魚は「にいがた朝ごはん」、酒と肴を「にいがた地酒の宿」という宿泊プランに定着させた新潟県旅館ホテル組合青年部。新潟観光のエンジン役として、新潟の新たな魅力の掘り起こしや商品化の提案を続けている。

今年、新潟県旅館ホテル組合青年部が取り組んでいるのが「にいがた朝湯プロジェクト」と、旅館ホテルの従業員に光を当てる第1回「にいがた旅館総選挙」の実施。

「にいがた朝湯プロジェクト」の展開を呼びかけたのは温泉エッセイストの山崎まゆみさん。泉田裕彦新潟県知事との対談で、新潟観光の新たな魅力付けについて問われ発案した。

山崎さんは、「朝ごはんを食べる準備が散歩や朝湯です。裸で朝日を浴びると体にパワーがよみがえります。ゲストに朝湯を提案することで温泉宿に付加価値をつけてください」などとプロジェクトのスタートを呼びかけた。

山崎まゆみさん

朝湯の発信を呼びかけた
山崎まゆみさん

荻野光貴・新潟県旅館ホテル組合青年部長も、「にいがた朝ごはんを食べる前に、ゲストにまどろみの時間を提案していきたい。参加旅館を募って全県規模でスタートさせたい」と同調。現在、にいがた朝湯プロジェクトのリリースに向け準備を進めている。

もちろん新潟の宿でなくても、朝湯は提案できる。しかし、「にいがた朝ごはん」や「にいがた地酒の宿」を県内全域で多数の旅館ホテルで継続している新潟県だからこそ、全県で一斉に取り組める環境が整っている。

「にいがた旅館総選挙」は、宿の立地や施設、温泉や料理だけでなく、スタッフにスポットを当てようというもの。旅館男子、旅館女子、旅館の匠の部門別に旅館スタッフにノミネートしてもらい、イベント会場やウェブサイトで投票を募った。

4月12、13日に新潟市の朱鷺メッセで開かれた「新潟うまさぎっしり博」では来場者1千人が投票、その後、専用のウェブサイトで投票を受け付け、投票総数は1300票に達した。旅館男子、旅館女子部門は、ともに月岡温泉・白玉の湯泉慶のスタッフの大倉光洋さんと渡辺栞さんが第1位となった。

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