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伊東市―椿から桜へ花のリレー

「日本一のつばき園」

伊東市の花木は椿。温暖な気候に加え、東に相模湾、西に天城山系という地理的な条件が「潮風に強く、西日を嫌う」といわれる椿にとっては絶好の環境。そのため市内には多くのやぶ椿の自生地がある。

なかでも椿の名所となっているのが標高321メートルの小室山の麓にある小室山つばき園。1.5ヘクタールの園内には1千種4千本の椿が植えられ、種類、木の大きさ、花の咲く期間の長さの総合力で「日本一のつばき園」とされる。10月中旬から早咲きの品種は見ごろとなり、遅咲き品種は5月末まで花を付ける。園内にある庵、富士見亭からは、富士山を望むことができる。

2月15日―3月9日まで園内の「つばきの館」で、約200種類の椿を一輪挿しにて展示する「つばき観賞会」が開かれる。

期間中の土日曜日には、特産の「ぐり茶」の無料サービスもある。開館は9―16時まで。

椿のあとは桜。3月12日からは「伊豆高原さくらまつり」がはじまる。期間は4月6日まで。

伊豆急・伊豆高原駅周辺に200本植栽されている大寒桜から見ごろを迎え、桜のトンネル、大室山さくらの里へと見どころを移しながら、約1カ月にわたり花見ができる。例年、野外劇やコンサートなどのイベントが桜まつりを盛り上げている。

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