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早春の伊豆 絶景の富士と花回廊めぐり

艶やか華づくし

比較的温暖な気候に恵まれる静岡県伊豆半島は、季節を先取りし開花する花々の宝庫だ。花のステージは12月、下田の水仙まつりで開幕する。1月には熱海温泉で梅まつりが始まり、2月、河津町や南伊豆町で早咲きの河津桜と菜の花が競演、伊東温泉では椿の観賞会が催される。3月、西伊豆の松崎町には田植え前の田んぼに広大な花畑がお目見えする。

熱海梅まつり

熱海温泉の梅まつり

松崎町

松崎町の田んぼに広がる花畑

この時期、伊豆半島に彩りを加えるイベントも多彩。東伊豆町・稲取温泉の「雛のつるし飾りまつり」。日本三大つるし飾りに数えられる華やかな風物詩だ。伊東温泉では大室山の山焼き、熱海温泉で海上花火大会が行われる。花やイベントを組み合わせてうまく行程を立てれば、早春の花回廊めぐりは一層楽しいものになるはずだ。

稲取つるし飾り

稲取温泉の雛のつるし飾りは
早春の風物詩

一方、伊豆半島西岸に目を移せば、今年の旬は世界遺産・富士山の眺望。白波さざめく駿河湾越しの富士山はとてもかっこいい。松崎町、西伊豆町、沼津市へと景勝地連なる海岸線をドライブすれば、何度も車を停めたくなるだろう。

戸田

戸田から眺める駿河湾越しの富士。
波の白と海の青に富士が映える

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