春の伊豆を彩る雛飾り 稲取温泉・修善寺温泉
12/02/20
「日本三大」つるし飾り 稲取温泉
伊豆半島東岸に位置し、稲取温泉、熱川温泉など海岸線に温泉が連なる東伊豆町。今やすっかり春の伊豆の風物詩となった稲取温泉の「雛のつるし飾りまつり」が3月31日まで、温泉街にある「雛の館」をメーン会場に開かれている。今年で15回目。
稲取温泉では、すでに江戸後期には雛のつるし飾りが盛んだったと伝わる。お雛様を買えない家庭が手作りの雛飾りで子どもの節句を祝おうとしたのが始まりとされる。
期間中、雛の館では日本三大つるし飾りの酒田や柳川の「さげもん」も展示される。入館料は300円。大型バスも駐車できる。
また、15回目の開催を記念して3月13―15日には、東伊豆町役場を会場に日本三大つるし飾りの制作体験教室が開かれる。参加費は2千円。
問い合わせは、稲取温泉旅館協同組合 電話0557―95―2901まで。
旅館女将のもちより雛 修善寺温泉
今年で3回目の開催となる「おかみのもちより雛と修禅寺庭園の特別公開」が2月18日―3月11日まで修善寺温泉の修禅寺で開かれる。会場となる修禅寺本堂南隣書院は、寺が賓客を迎える際に通した格式の高い部屋で、2009年から年2回、修禅寺東海第一園(庭園)とともに一般公開されるようになった。入場料は200円。
雛まつりイベントを企画したのは、修善寺温泉旅館協同組合女性部会19軒の女将さんたち。各自が家庭や旅館で所有している雛人形を展示する。
期間中は女将が交代で会場に常駐し、来場者の案内役を務めることにしている。
問い合わせは、修善寺温泉旅館協同組合 電話0558―72―0271まで。