伊東市は「日本一の椿園」 小室山つばき園
12/02/20
1千種4千本の椿 園内からは富士山も
伊東市の花木は椿。温暖な気候に加え、東に相模湾、西に天城山系という地理的な条件が「潮風に強く、西日を嫌う」といわれる「椿」にとっては絶好の環境。そのため市内には多くのやぶ椿の自生地がある。
なかでも椿の名所となっているのが小室山に隣接する小室山つばき園。1.5ヘクタールの園内には1千種4千本の椿が植えられ、種類、木の大きさ、花の咲く期間の長さの総合力で「日本一のつばき園」とされる。富士山を望めるつばき園でもある。
早咲きの品種が10月中旬から見ごろとなり、遅咲き品種は5月末まで花をつける。
2月18日―3月11日まで園内の「つばきの館」で、約200種類の椿を一輪挿しにて展示する「つばき観賞会」が開かれる。期間中の土日曜日には、特産の「ぐり茶」の無料サービスもある。開館は9―16時まで。
つばき観賞会が終了した翌日の3月12日からは「伊豆高原さくらまつり」がはじまる。期間は4月8日まで。
伊豆急・伊豆高原駅周辺に200本植栽されている大寒桜から見頃を迎え、桜のトンネル、大室山さくらの里へと、見どころを移しながら、約1カ月にわたり花見が楽しめる。例年、野外劇やコンサートなどのイベントが桜まつりを盛り上げる。