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熱海温泉は「全国屈指の芸妓街」

芸妓の舞を一般公開 観光に一役

芸妓の残る温泉街が全国的に激減するなか、熱海温泉には見番(組合)が残り、伝統文化を継承するための芸を磨く歌舞練場がある。

熱海は全国でも屈指の芸妓街だ。芸妓は通常「置屋(おきや)」と呼ばれる派遣事務所に属しているが、熱海には今も100を超える置屋があり、250人の芸妓が活躍している。これは全国の芸妓の約1割に相当するといわれる。熱海では宿泊客が安心して芸妓とお座敷遊びを楽しめる環境が整っている。

熱海では芸妓の仕事は多岐にわたる。本業の宴席にとどまらず、さまざまな観光イベントに参加したり、観光客向けに恒常的に舞台を務めることで、熱海の観光振興の一翼を担っている。

「熱海芸妓見番歌舞練場」では、毎週土日曜日に芸妓衆による「湯めまちをどり華の舞」公演が行われている。三味線、鼓などの演奏とプロの踊りが観賞できるだけでなく、舞台終了後は芸妓との会話や記念撮影をするチャンスも。

華の舞公演は午前11時から11時30分まで。予約制で、観覧料1300円に、お菓子とお茶が付く。

こうした日ごろの稽古やお座敷、舞台の集大成が4月28―29日の2日間開かれる第23回「熱海をどり」。両日とも2回公演で料金は4千円(前売り3500円)。

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