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山陰歴史紀行「深掘り城めぐり」鳥取編 米子城・お菓子の壽城

山陰歴史紀行の中心に座るのが「城」だ。山陰の中心地は近世から城下町として発展し、独自の文化を育ててきた。現代にあっても名城と評価される城を訪ね、地域文化を深掘りしたい。今回は鳥取県の名城をめぐる。

米子城 眺望の素晴らしさに往時に思いを

山陰初の近世の城郭といわれる米子城は、山海に囲まれた天然の要衝である標高90メートルの湊山に立地。かつては四層五重の天守閣、四重櫓という大小2つの天守を持ち、今も山陰の名城と称される。現在は石垣や礎石などに往時のたたずまいを残すのみだが、城跡は国史跡に指定されている。

同城の魅力はなんといってもその景観。山頂まで歩いていくと、大山、日本海、島根半島、中海、晴れた日には隠岐までも見渡せるというパノラマの絶景が広がる。

4月6日には日本城郭協会の「続日本100名城」にも選定された。

お菓子の壽城 立ち寄り定番、現代の“名城”

城は城でもこちらは立ち寄りの銘菓販売店。米子城を模した城郭型店舗が一際目を引き“城内”には銘菓がぎっしり。山陰旅行立ち寄りの定番として存在感を確立している現代の “名城”だ。

築城以来、代表銘菓として存在感を確立している「とち餅」。和菓子だけでなく洋菓子も充実しており、今日も多くの観光客で賑わう。

3月1日には鳥取県が誇る話題の「すなば珈琲」が県西部初出店としてオープンした。全国で唯一スターバックスコーヒーがなかったことから生まれた“自虐”の人気店は今や旅行目的になっているほど。

コーヒーは、大山の眺望が美しい2階レストランで飲めるほか、1階のテイクアウトコーナーでも対応。ツアー客の利用も多い。営業は9―17時。モーニング、スイーツセットなどもある。

お菓子の壽城

「すなば珈琲」もオープン

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