日本遺産・山陰の「物語」の世界へ鳥取編 大山牛馬市・癒しの三朝
地域の文化財をまとめ、その価値や魅力を伝える「ストーリー」を認定することで観光振興や地域活性化につなげる文化庁の「日本遺産」。山陰から5件が認定されている。地域の風土を物語るストーリーをたどれば、それこそ地域を深く知ることに直結する。めぐればめぐるほど奥深い、山陰の物語の世界へ―。今回は鳥取編。
地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市(鳥取県大山町、伯耆町、江府町、米子市)
大山山麓地域に息づく大山信仰の文化を表す物語「地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市」。平安時代から大山登山の際の地蔵菩薩への信仰が篤く、地蔵菩薩の化身をまつる大神山神社奥宮、大山寺には多くの人が集まった。江戸―明治時代にはその信仰から「大山牛馬市」が隆盛し山麓は賑わったという。
今も大山道沿いには石畳道や宿場の町並みなど往時の面影が色濃い風景、郷土料理「大山おこわ」、伯耆町の名水「地蔵滝の泉」、「はまなんご神事」「もひとり神事」といった風習が残っており、これらを構成文化財としてストーリーは形づくられている。
大山の地蔵信仰を訪ねてまわる7.2キロの散策コース「大山寺三十三カ所地蔵めぐり」はストーリーを体感するのに最適。来年は大山が開山1300年を迎え、山麓地域一体で記念事業が展開される。
六根清浄と六感治癒の地(鳥取県三朝町)
三朝町ではまちの二大資源である三徳山(みとくさん)と三朝温泉が癒しの風土を育んできた。それが「六根清浄と六感治癒の地」。
古くから山岳修験道の霊場として地域の信仰の対象だった三徳山は国宝・奥の院投入堂や三仏寺本堂、秋季法要「火渡り神事」や「精進料理と三徳豆腐」も含めた三徳山全体で「六根清浄」を表現。三徳山参詣の拠点・三朝温泉は世界有数のラドン含有量を誇り、参詣時に身を清めるだけでなく古くから万病の湯として親しまれてきた。温泉入浴に加え、三朝温泉発祥の「株湯」や民俗行事「三朝のジンショ」、国登録有形文化財の「木屋旅館」などが「六感」を癒す。
昨年10月の鳥取県中部地震で被害を受け、禁止されていた三徳山への入山が4月18日に解禁。クラウドファンディングで登山道の整備費用を募ったところ短期間で900万円が集まりう回路が完成した。鎖場は被災前の3倍と長さになったが、断崖絶壁の地に立つ奥の院投入堂へ登れるようになった。

断崖絶壁の地に立つ奥の院投入堂
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