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進化続ける「海の京都」 DMO設立で観光地の質向上へ

旅行商品の開発など観光地経営進める

京都市だけではない京都府観光の魅力をアピールしようと京都府が取り組む「もうひとつの京都」プロモーションの先駆けが、京都府北部の「海の京都」。エリア内各市町が連携し2013年に取り組みを始めて以来、14年には観光圏認定、今年6月にはDMO設立と着実に進化を続け、地域一体のまちづくりは新たなステージに突入した。

「海の京都」事業は府と北部5市2町が推進。各地の観光資源をつないでブランド力を強化し、競争力ある観光エリアに育てることが目標だ。例えば丹後地域では、宮津市の「天橋立」、舞鶴市の「赤れんがパーク」、伊根町の「伊根浦舟屋群」、京丹後市の「浜詰・久美浜エリア」、与謝野町の「昭和モダン・シルクの里」など各市町の中心となる観光スポットを「戦略拠点」に設定。これをつなぎ、魅力を磨き上げ、全体的な観光の底上げを図るのが事業の根幹。

天橋立

天橋立は「海の京都」の観光拠点

「海の京都DMO」の正式名称は一般社団法人京都府北部地域連携都市圏振興社。これまで進めてきた観光地域づくりをより発展させて広域マネジメントを図る。全国で初めて、複数の市町の観光協会の統合参加によるDMO設立となる。

具体的には、JTB西日本や京都銀行から人材を招へいし、民間経営の視点に立った観光地経営を展開。ビジネス的手法を用いたマーケティングや、全域でのCS(顧客満足)管理を行い、顧客満足度の高い着地型旅行商品や地元産品を開発するほか、第2種旅行業を取得し、商品の幅の拡充を図る。そのほか観光プロモーション、人材育成なども実施し、観光地・海の京都としての質の向上を目指す考えだ。

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