観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

観光列車で行く薩摩路 個性豊かな4つの列車

食、竜宮伝説、ノスタルジー、レトロ

昨今、観光シーンの中心に躍り出る勢いの「観光列車」。なかでも九州はかねてから観光列車の宝庫として知られ、鹿児島県内でも個性的な列車が走っている。旅に彩りと面白みを加えてくれる列車たちを紹介しよう。

「おれんじ食堂」は肥薩おれんじ鉄道が川内―新八代間で運行。その名の通り、熊本・鹿児島の季節の食と、不知火海や東シナ海の景色を眺められる。ブレックファスト、スペシャルランチ、クルージングディナー、バー列車とバージョンは豊富。

おれんじ食堂

「おれんじ食堂」は走るレストラン

「指宿のたまて箱」は鹿児島中央と指宿を結ぶ、半分が白、もう半分が黒という外観が話題を呼んだ。薩摩半島に伝わる竜宮伝説をテーマにしたもので、乗車時にはたまて箱さながら白い煙が出る仕掛けも。錦江湾と桜島の眺めも大きな魅力だ。

「はやとの風」は肥薩線・吉松駅と鹿児島中央駅間を走る、ノスタルジックな列車。黒の外観と木のあたたかみが十分な車内が、明治時代からの歴史をもつ嘉例川駅など路線の持つ懐かしさを増幅させる。錦江湾沿いの桜島の景観や嘉例川駅での人気駅弁「百年の旅物語かれい川」も楽しみの1つ。

はやとの風

ノスタルジックな「はやとの風」

鹿児島市電からはレトロ電車「かごでん」。市電運行100周年を記念して、大正時代から昭和30年代まで運行していた木製電車をイメージした車両の運行が始まった。車内ではボランティアガイドの観光案内もある。所要時間は約70分。

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