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世界遺産候補と歴史探訪 ガイド充実の堺まち歩き

古の日本を知る

大陸文化伝承の玄関口として古くから栄えてきた堺。大陸からの使者が堺に上陸して、最初に目を見張ったのは巨大な古墳群だったに違いない。

堺市の東西・南北4キロの範囲には4世紀後半から5世紀後半にかけて造られた44基の古墳が残っている。その中には墳丘の長さが486メートルと世界最大の仁徳天皇陵古墳もあり、一帯は「百舌鳥古墳群」と呼ばれる。羽曳野市と藤井寺市にある古市古墳群と合わせて現在、世界文化遺産登録を目指し取り組んでいる。

仁徳天皇陵古墳

世界最大級の墳丘を誇る
仁徳天皇陵古墳

百舌鳥古墳群の概要や出土品などを展示し、東洋のベニスと称された中世の堺の様子など、堺市の歴史文化を一目瞭然に理解できるのが「堺市立博物館」。仁徳天皇陵古墳に隣接する大仙公園にある。入館料は大人200円。公園内には茶室や日本庭園もある。

古墳群の見学後は、堺の歴史をさらに下っていく歴史散策がお勧め。

南宗寺は、国名勝の枯山水の庭や国重要文化財の仏殿に加えて、千家一門の供養塔、利休好みの茶室など見どころが多い。特に、徳川家康のものとまことしやかに伝わる墓は必見だ。拝観料大人400円。

堺市立町家歴史館「山口家住宅」と「清学院」。江戸初期に建てられた町家と江戸後期の寺小屋で、近くには鉄砲鍛冶屋敷も残る。

堺の歴史散策にはボランティアガイドによる案内が楽しい。

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