観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

五島列島コラム 五島の魅力に引き込まれる

どこをまわっても見事な自然景観

来年の世界文化遺産の指定を目指している教会群と、隠れキリシタンの歴史を辿る旅。日本最西端の長崎県五島列島を訪れる上ではとても重要なキーワードになるだろう。

長崎では江戸が東京と呼ばれ、西洋文化を積極的に取り入れようとした明治になってからもキリシタンへの厳しい迫害が続く。その迫害から逃れ、やっとの思いで五島列島に流れ着いた多くの人がいた。

一見、明るく優しい印象の素敵な教会も、迫害を受け多くの殉教者を出しながら教会設立に向けた信徒たちの並々ならぬ情熱と努力を知ると、教会に抱く感情は自ずと変わってくるはずだ。

とはいっても、せっかく五島列島を訪れたのなら、教会巡りだけで島のすべてを制覇した気になるにはあまりにもったいない。空との境界がわからなくなるほど真っ青な海、そしてその美しい青に溶け込んだような日本屈指の白い灯台。島の景観はどこを周っても見事としかいいようがない。

はるか昔、大陸への最終基地としての歴史もある。遣唐使や弘法大師空海の足跡を垣間見ることのできるお寺を訪れるのもいい。囲炉裏を囲んでいただくく新鮮なお魚や柔らかいお肉は絶品。料理も最高においしい。

五島にはこのコラムの行数では書ききれないくらい経験していただきたいポイントが点在している。教会巡りでもなんでもいい。一度五島列島に足を踏み込んでいただければ、島の魅力に引き込まれるのはまちがいないと確信する。

(九観連大阪事務所 中山綾香)

長崎しま旅 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ