"ここしかない"五島列島の味わい(1) 五島うどんや「かっとっぽ」
15/11/09
個性際立つ食文化
五島列島を訪れ、まず味わいたいのが「五島うどん」。日本三大うどんのひとつと称される。ゆでたてのうどんを特産のアゴ(飛魚)出汁で食べるのが一般的な食べ方。うどんのもちもちした食感と出汁の旨みの調和は、極上だ。
なかでも五島手延うどんは五島列島の手延製法で作られたうどんにのみ、その名をつけることができる地域団体商標を取得している。
ハコフグのみそ焼き「かっとっぽ」は、上五島の郷土料理で、ハコフグの身だけを残し、味噌や生姜などを入れて焼き上げた逸品。
頭や骨まで食べることができるほど柔らかく調理したアジを丸ごと使った「紀寿し」もある。
このほかにも五島列島ではミズイカやマアジ、サバ、ブリ、マグロなど1千種類以上を超える魚種が回遊する五島灘で年間を通して豊かな海産物が水揚げされる。活魚だけでなく様々な海産物の加工品も生産している。
弥生中期から生息していると伝わる「五島牛」は、肉質の柔らかさと味と香りが食通の人気を集めている。
五島列島の定番の菓子が「かんころ餅」。サツマイモを薄くスライスし、茹でて天日で干したものだが餅米、砂糖、水飴、炒り胡麻が材料だ。「甘古呂餅」とも書くそうだ。素朴な味が好評で、土産に買っていく観光客も多い。
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