おんせん県の"味力"-沿線沿いにご当地の逸品(2)
貴重なミルクとスイーツを
イギリスのガンジー島がふるさとのガンジー牛は、茶色と白の斑模様が特徴だが日本では数百頭しか飼育されていない珍しい品種。このガンジー牛から搾られるミルクはかつて貴族しか口にできなかったためヨーロッパでは「ゴールデンミルク」と呼ばれる。一頭あたりの搾乳量がホルスタイン牛の約半分という貴重なミルクだ。
このガンジー牛の生産・加工・販売を行っているのが久住高原にあるガンジー牧場で、ゴールデンミルクをたっぷり使ったソフトクリームは好評。なめらかな舌触りと切れのいい甘味が女性客を中心に喜ばれている。ゴールデンミルクを使ったスイーツも人気がある。ふれあい牧場やレストラン、ドッグカフェ、ドッグランなどを併設している。
やまなみ牧場のお勧めは、黒毛和牛を使ったやまなみ丼(1350円)と豊後牛セット(3400円)。レストランは団体昼食の受入れ可能で、席数は280席ある。ここのソフトクリームも濃厚でおいしい。温泉施設も併設しており、食事のあとの入浴もいい。牛乳風呂もある。
筋湯温泉の名物料理としては極楽温鶏がある。温泉の噴気で野菜を詰めた鶏を丸ごと蒸した郷土料理だ。
洋菓子専門店のシェ・タニ瀬の本高原店では生ケーキ20種類、フリードリンク制のケーキバイキングが女性客の人気を呼んでいる。利用できる時間は1人90分、料金は1800円。12種類の中から2種類選べるケーキセットは、飲み物がついて1000円。バームクーヘンセットは750円。
店内は壁一面のガラスと大きな窓で、景観を楽しみながらスイーツを食べることができる。黒糖で作ったバームクーヘン「山樵 森の木守菓」(720―3600円)を買って帰る女性客が多い。
シェ・タニ近辺は星野リゾート「界阿蘇」や美術館、レストランの開発が進むなど雰囲気のあるリゾートとして整備されつつある。
やまなみハイウェイ大分 旅のおすすめサイト
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