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離島観光促す"島遺産" 4つの島の108の魅力

独自の文化を後世に

鳥羽沖に浮かぶ4つの離島―神島、答志島、菅島、坂手島の歴史文化や食、自然などの地域資源を「鳥羽の島遺産100選」として選定し、鳥羽市が離島観光をアピールしている。

島遺産100選は、古くから海と密接に関わり独自の文化を育んできた鳥羽4島の魅力を高め、後世に伝えていこうと4島の島民や鳥羽市が選んだ。干しワカメ(菅島)やタコめし(神島)、ゴズ(バフンウニ)の煮付け(答志島)などの郷土料理、アヤメ池(坂手島)や桃取のまちなみ(答志島)などの景観、ゲーター祭(神島)や弓取り(菅島)といった伝統行事、九鬼義隆の首塚(答志島)や若宮神社(坂手島)などの史跡をはじめ108の遺産が登録されている。

神島灯台

恋人の聖地に選ばれている
神島灯台

市では100選を楽しむガイドブックやパンフレットを作成し、鳥羽港から出航している定期船での島旅を勧めている。

4島のうち、三島由紀夫の「潮騒」の舞台として知られる神島は今年、吉永小百合さんが主演した2作目の映画「潮騒」(1964年、日活)が公開されて50周年を迎えた。映画のクライマックスシーンに登場する監的哨(かんてきしょう)は昨年改修工事が行われ、屋上から望む伊良湖水道や志摩半島など島随一の展望が楽しめる。

監的哨

映画「潮騒」に登場する
監的哨は昨秋改修

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