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食の宝庫・丹後を食べつくす 海産物から郷土食

とり貝、岩がき、ばらずし、肉じゃが

丹後への旅の大きな楽しみのひとつが食。海山の幸、地域色豊かな郷土食が充実する食の宝庫だ。丹後を知るにはまずは満腹になってから―。

冬のカニが終わっても、春夏の海の恵みも負けてはいない。通常の約2倍という大きさが存在感を放つ丹後とり貝は初夏の新しい名物。宮津湾や舞鶴湾で育成され、肉厚な身と柔らかい歯ごたえ、上品な甘みが食通の舌をうならせる。5月下旬からの初夏、宮津や舞鶴の食事処で提供され、あぶり焼きや刺身、寿司、酢の物で美味さをストレートに受け止めたい。

6月からは舞鶴の岩がきが旬を迎える。舞鶴湾の旨味が詰まった大ぶりの身で、つるりとした食感と栄養素たっぷりの濃厚な旨味はここだけの味わいだ。市内の食事処で提供される「舞鶴岩がき丼」は、岩がきと舞鶴かまぼこという舞鶴の名産が丼の中で絡み合う。舞鶴の初夏をまるごと味わおう。

岩がき

岩がきは初夏が旬

田畑の恵みは京丹後市でフルーツを。海岸沿いに砂丘が広がるこの地ではメロンや小玉スイカが夏に潤いを与えてくれる。6月下旬―8月上旬は「琴引メロン」やスイカ「砂丘のたまご」といったブランドが味わえ、梨やブドウに季節が移っていく。

メロン

京丹後ではメロンに舌鼓

地域の個性を物語るご当地メニューも欠かせない。丹後全域の郷土食「丹後ばらずし」はハレの日には欠かせない、丹後のごちそう。甘辛く煮たサバのそぼろをまぶし、錦糸卵やかまぼこで彩ったもので、切り分けて食べる。特典付き食べ歩きマップもあるので、各地の飲食店をめぐろう。

丹後ばらずし

ハレの日は「ばらずし」

軍港のまち・舞鶴は肉じゃが発祥地。家庭料理代表格・肉じゃがは海軍の艦上食として舞鶴から広まった。市内の飲食店では丼やコロッケなど多彩な肉じゃがメニューが食べ歩きの必須アイテムだ。

そのほか、宮津の昭和の味「宮津カレー焼きそば」や伊根の「筒川そば」、京丹後のこのしろ寿司、与謝野町の日本酒「与謝娘」など、郷土の味で丹後をお腹いっぱい味わいたい。

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