山陰海岸ジオパーク エリア拡大し世界再認定
14/11/25
観光活性化も評価 鳥取西部もエリアに
山陰海岸ジオパークは京都府京丹後市から兵庫県但馬地方を経て、鳥取県東部までの日本海沿岸がエリア。認定の更新審査は4年に一度で、地域連携など官民による取り組みが評価され、再認定を勝ち取った。ガイドの整備や旅行者の増加といった観光面での活性化も高い評価を受けた。
また今回は鳥取県西部地域へのエリア拡大も決定。鳥取市の気高、鹿野、青谷などが加えられ、浜村温泉や鹿野城下町も含まれる。湧水を利用した生活文化や、鹿野断層など活断層と鳥取地震の災害遺構などの学術的価値が認められた。
エリア内各地や拡大地域では認定更新決定に湧き、地域活性化への活用に向けて決意を新たに。案内板の整備やモデルプランの設定などが求められ、一層のジオツーリズム発展が期待される。
山陰海岸ジオパークは、東は丹後半島からスタート。兵庫県但馬に入り、玄武洞や鎧の袖、浜坂海岸など海岸線の特異な地形のほか城崎、湯村両温泉もジオサイトだ。鳥取県では浦富海岸や鳥取砂丘、白兎海岸が風光明媚な景観で楽しませてくれる。