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「うどんに合う酒」 地元連携で開発成功

香川の新しい食の楽しみが誕生

そばに酒は合うが、うどんは―。そんな疑問に真っ向から立ち向かうのはうどんを県民食として愛する香川県だ。讃岐うどんなど県の食文化を地域活性化に生かそうと「うどんに合う酒を考える会」(三矢昌洋会長=喜代美山荘花樹海)がこれまで取り組みを進めてきたが、ついに3月、地元地酒メーカーと協力して「うどんに合う酒」の開発にこのほど成功。今や全国区となった「うどん県」に「それだけじゃない」魅力がまた1つ加わった。

同会は香川県ホテル旅館生活衛生同業組合や県、香川大などが参画して2010年に発足。「つまみ」としてのうどん料理、酒菜の開発などを進めるなど「うどん」と「地酒」をキーワードに魅力増進を図ってきた。

今回は会の名称である「うどんに合う酒」の開発。日本酒を意味する「國酒」の純米酒を「ワイングラスに注いで嗜もう」をテーマに、綾菊酒造、西野金陵、森國酒造の3蔵元と協力してつくりあげた。「のどにさわりなく、水のごとく飲める酒」と標ぼう、雑味なく淡麗、少しの酸味を持つ逸品に仕上がり、3月29日の試飲会でお披露目となった。

3社共同の名称「うどんに合う酒」は栗林公園など県内で販売。「うどん×地酒」による香川の新しい食の楽しみに観光客が酔いしれる日がやってきた

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