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生誕150周年迎える徳富蘇峰 水俣に記念館

1人の人物に5つもの記念館 それが水俣

今年、生誕150年を迎える徳富蘇峰。

蘇峰は水俣だけでなく、熊本を代表する観光地・阿蘇山とも縁が深い。阿蘇五岳を一望できる「大観峰」は、外輪山の最高峰にあたる場所で元々は「遠見ヶ鼻」と呼ばれていたが、眺めがすばらしいことから蘇峰が命名。

また蘇峰という号は「阿蘇のような雄大な人間になりたい」と思った猪一郎(本名)が19歳の時から名乗り出したのだという。

蘇峰は活動範囲が多岐にわたるため、全体像がつかめないといわれるが、蘇峰が著した「近世日本国民史」は総ページ数4万2468ページ、原稿用紙で17万枚もありギネスブックに「最も多作な作家」と書かれている。1人の人物に5つもの記念館があるのは例をみないと言われ、うち2館が水俣市にある。

徳富蘇峰

24歳の若き徳富蘇峰。
蘇峰記念館に展示されている

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