「露天風呂の日」6・26は温泉街が最高潮/湯原温泉
13/05/02
はんざき、落語―四季に賑わい
湯原温泉では今年も6月26日、同温泉最大のイベント「6・26 露天風呂の日」を行う。
露天風呂の日は1987年、全国に先駆けて露天風呂を「6・26」にもじって制定。当日は6時26分のお湯採りの儀式から始まり、砂湯の大掃除に続いて各旅館の内湯を無料開放する。この日をツアーに盛り込んでいる旅行会社もあり、多くの観光客で賑わう。
湯原温泉の露天風呂「砂湯」は同温泉の象徴で、ダムの下にある露天風呂の光景は湯原温泉でしか見ることはできない。全国露天風呂番付で「西の横綱」としても知られる。このときの行司役が旅行作家の野口冬人さんで、今も湯原温泉との交流は続き、例年露天風呂の日にも参加している。
このほか湯原温泉では季節ごとに大がかりなイベントが開かれている。8月7―8日には、張子のはんざき(オオサンショウウオ)を約300人が引いて温泉街を練り歩く「はんざき祭り」を実施。同温泉に伝わるはんざき伝説にちなんで行われ、今では同温泉の夏の風物詩になっている。
8月最終週の土曜日には大学の落語研究会の協力で「湯気夢里寄席」を開催。砂湯に高座を設けており、湯に入りながら落語が聞けるユニークな寄席になっている。
また12月のクリスマス前後になると、626本のキャンドルが砂湯のまわりを彩る「クリスマスキャンドル」が華麗な雰囲気に湯原温泉を包み込む。
年が明けて2月に入ると「ファンタジックバレンタインin湯原」が開かれて、女性客やカップル客で賑わう。
湯原温泉は四季を通して砂湯を中心にイベントを繰り広げており、その都度、マスコミなどに取り上げられ、これからも砂湯を核にイベントや地域振興を実施していく方針だ。
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