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香川県で「時間旅行物語」 シニア層に感動を

懐かしの修学旅行へ

香川県では12月1日まで60―70代のシニア層をメーンターゲットにした誘客キャンペーン「うどん県・時間旅行物語」を展開中だ。

かつて同県の修学旅行を体験したシニア層に対して、栗林公園や金刀比羅宮などの観光地、昭和の雰囲気が残る地区を巡るツアーを提案するもので、キーワードは「懐かしの修学旅行」。

琴平や栗林公園、玉藻公園、屋島を主会場に引田、志度など歴史的な町並みや建物が残る9エリアで、まち歩きをしながら地元ガイドの解説、食を楽しむ。

栗林公園では和装による出迎えや和装した人が園内散策を行い江戸時代の雰囲気を演出しているほか、年間を通して9時から30分ごとに大名庭園で和船に乗って舟遊びを楽しめる。料金は大人600円。

栗林公園

和装による出迎えなどが
行われる栗林公園

玉藻公園でも12月1日まで和船に乗って堀をめぐる「高松城跡内堀めぐり」を実施している。毎日9時30分から30分ごとに運行し、料金は大人500円。

「時間旅行物語」は大手旅行会社などでは京阪神地区発着の「なつかしの修学旅行」と題したツアーを販売している。

このキャンペーンに合わせてことでんの愛称で知られる琴平電鉄では、近代化産業遺産にも登録されている「ことでんレトロ電車」を特別運行。大正15年に琴平電鉄開業時に新造された車両1000形120号、3000形300号、昭和初期の無骨さが色濃く残る5000形500号の旧型3両が平成21年(2009年)、近代化産業遺産として登録された。この3両は現役再古の車両となる20形23号(元大阪鉄道デロ形)とともにイベント車両として現在も走り続けている。

運行日は12月1日までの土・日曜と祝日。高松築港駅10時38分発、琴電琴平駅11時56分着、琴電琴平駅13時19分発、高松築港駅14時37分着。

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