クエ―食通も魅了「幻の魚」(2) 日高・有田・白浜
12/12/05
日高・有田で「本クエ」 白浜では「近大クエ」
日高町は元祖「本クエ」と呼ばれる天然ものを売りにする。毎年10月第一日曜日には、クエを御輿にして白鬚神社に奉納する「クエ祭」、クエの解体ショーやクエ鍋が味わえる「クエフェスタ」が開かれる。有田市や湯浅町でも天然ものを提供する。日高、有田地域へはJR西日本が京阪神主要駅発着で「駅長おすすめ駅プラン」を設定、田辺市や白浜温泉へのプランもある。
白浜温泉は、養殖クエで安定供給が売り。近畿大学水産研究所が1988年に世界で初めて、卵から人工孵化させ育成する本クエの種苗生産に成功した。白浜で生まれた稚魚を鹿児島県・奄美大島の海で育て、再び白浜に戻り育成されている。「近大クエ」と呼ばれ、出荷時には近大水産研究所お墨付きの卒業証書が1匹1匹についている。
安定供給が実現したためJTB、KNT、日本旅行など大手旅行会社では「南紀紀州クエ伝説」と共通ブランドを打ち出し、エースやメイト、赤い風船の個人旅行として販売している。
和歌山南紀 旅のおすすめサイト
- 和歌山県観光連盟【和歌山県】
- 梅樽温泉ホテルシーモア【白浜】
- 花ご坊【御坊】
- 全国旅行業協会和歌山県支部・和歌山県旅行業協会(全旅協サイト)【和歌山県】