篠山の新トレンドは「古民家再生」
12/09/10
道を一本逸れれば”歴史と現代の交差点”
篠山城址・城下町に代表されるように篠山市は歴史のまち。今、その歴史風情に新たな魅力が加わっている。キーワードは「古民家再生」。市内各所で“地域の歴史”を現代風にアレンジして活用する取り組みが進んでいる。
同市福住。国道372号と173号が交差し、京都・大阪・兵庫を結ぶ交通の要衝はドライバーにとっては通過点の印象が強い。だが、一歩集落に足を踏み入れると、京都と篠山を結んだ宿場町としての歴史の重みが息づいている。
江戸時代以降の伝統的家屋が軒を連ね、重厚な町並みと住民の生活が共存。7月には伝建地区にも指定された。その中で近年、古民家を活用した新しいまちづくりが活発化。古民家を修復したイタリアンレストランは話題を呼び、ゲストハウスも今夏にオープンした。団地も古民家風と、歴史と現代が融合した町並みは、発展途上の現段階でも見るべきものは多い。国道から一本逸れれば歴史街道。秋の散策に新しい魅力が加わった。
城下町にある「河原町妻入商家群」も健在。江戸―明治期の白壁造りの商家が約600メートル続き、土産物店が並ぶほか古民家を再生したレストランなど新しい風も吹いている。
城下町の武家屋敷を改装したカフェ「岩茶房丹波ことり」や、築150年の古民家を生かした宿「集落丸山」など話題を集める施設も増えてきた。「古くて新しいまち・篠山」に注目だ。
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