魅力充実・玉造温泉 御茶屋や"美肌"地蔵、夏は祭りと夜歩き
温泉街を歩けば何かがある 「神話通り」や「神湯めぐり」も
玉造温泉では温泉街の整備、湯めぐりやイベントなど観光客が温泉街を楽しめる環境づくりに力を入れている。
温泉街に隣接する国史跡の出雲玉作跡に4月1日、松江藩主が宿泊や入浴に使った御茶屋が再現された。通称「おすそわけ茶屋」といい、地元ボランティアがお茶や漬物を振る舞い、観光客をもてなしている。
玉湯川沿いの遊歩道には、オブジェが並ぶ。せんとくんの作者として知られる藪内佐斗司さんが大国主命やヤマタノロチ退治など、出雲国風土記や古事記の物語をモチーフに製作した。「神話通り」と名づけている。
昨年秋には、おしろいを塗って美肌を祈願する「おしろい地蔵」も観光スポットとして公開された。粉と化粧筆が用意してあり、地蔵に粉を塗ることで美肌が成就されるという。これまでは地元の人だけが信仰していた地蔵で、公開以降、女性客の人気を集める。
イベントでは、「夜のまちあるき」として、7月中旬から9月30日の期間中の毎夜、温泉街を流れる玉湯川の遊歩道を約1千個のキャンドルでライトアップする「光の夢劇場」を実施。このほか、温泉街に9体あるオブジェのライトアップなども行われ、各旅館が無料で貸し出す「たまゆら提灯」を片手に夜の玉造温泉の散策が楽しめる。
また、7月21日から8月31日までの42日間には「玉造温泉夏まつり」が開かれる。毎年行われているこの祭りは、多い日には1千人で賑わう。キッズ夜店やえんむすびキャンドル、七福神パレードなど多彩な催しが行われる。玉湯川沿い野外ステージでは、ジャズやフラダンスなどの日替わりステージ、安来節や出雲神楽などの郷土芸能ショーを開催する。
「神湯めぐり」は、手形1枚で宿泊先以外の旅館1軒の大浴場を楽しめる湯めぐり企画。参画施設は、旅亭山の井▽玉造グランドホテル長生閣▽保性館▽清風荘▽松乃湯▽湯陣千代の湯▽佳翠苑皆美▽星野リゾート界 出雲▽白石家▽出雲神々縁結びの宿紺家▽ホテル玉泉▽玉井別館の12軒で、15―20時の間に入浴可能だ。手形は大人1枚600円。出雲国風土記に「神の湯」として記された泉質を心ゆくまで堪能できる。
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