瀬戸内海汽船「きよもりブルーライン」運航 宮島と音戸結ぶ
「銀河ランチクルーズ」も 瀬戸内海航路を堪能
平清盛は船を使い島を巡り、厳島神社を深く信仰、参拝するとともに栄華を極めた。また、瀬戸内海が重要な航路であることを誰より早く認識し、日宋貿易の拠点として整備。航路、潮待ちの港を多数生み出している。
厳島はもとより、難所であった音戸の瀬戸を整備し、早い航海を可能にした。また、大崎下島や大三島、下蒲刈島などの島嶼部の港は、航路の中継拠点としての重要な役割を果たし、賑わったと言われている。
そのなかでも厳島神社と「日招き」をはじめとした数々の伝説が残る音戸の瀬戸を直行便で結ぶ「きよもりブルーライン」(瀬戸内海汽船が運航)は、「海」を最大限に利用した清盛の人物像を知るのに魅力的なものになっている。
1月14日から翌2013年1月14日までの土・日・祝祭日の運航で、宮島―音戸間を1日3往復し1時間で結ぶ。全便予約制。料金は大人片道1400円、往復2600円。団体は片道1200円、往復2400円。
ブルーラインには「音戸の瀬戸ドラマ館」(呉市音戸町)、「平清盛館」(厳島)の入場券をセットにした商品も用意している。
さらに瀬戸内海汽船では、瀬戸内海の中で最も美しいといわれる航路「大洲の瀬戸」(似島と江田島の間)を通りながら宮島を船上より参拝して広島港に戻ってくる「銀河ランチクルーズ」を運航。船内では瀬戸内海が誇る様々な島の案内や、宮島にまつわる伝説や言い伝えを紹介する。このほか、宮島で下船し、厳島神社を散策・参拝したあと高速船で広島港に戻ってくる宮島上陸観光コースもある。
「銀河ディナークルーズ」はランチクルーズと景色が一変し、広島湾の夜景を楽しみながらライトアップされた厳島神社の荘厳な眺めを見ることができる。
ランチクルーズは水―日曜日の運航で出航は11時30分、14時着。料金は5500円から。サンセットディナークルーズは毎週日曜日運航で17時30分出航、19時40分着。ディナークルーズは水―土曜日の運航で、18時50分出航、21時着。料金はいずれも8500円から。ランチ、ディナーともに6人以上でグループ料金を設定している。
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