人類の英知と自然の神秘 下呂・金山巨石群
12/07/30
「日本のストーンヘンジ」
下呂市南西端の金山町にある自然の遺跡「金山巨石群」。パワースポットとして注目を集め、下呂観光の新たな魅力として存在感が増している。
金山巨石群は、春分や秋分、冬至などに巨石の隙間からさし込む光から日時計としての機能を果たす「太陽カレンダー」観測所だったことが近年の考古天文学的調査で明らかに。縄文時代に太陽暦が存在していたことを想起させる遺跡として学術的にも評価が高い。
「岩屋岩蔭遺跡巨石群」から縄文期の生活の跡も見つかったのはその裏付け。「線刻石のある巨石群」「東の山巨石群」も太陽カレンダーの機能を有する。巨石群の配置は地磁気から人為的な意図が読み取れ、まさに「日本のストーンヘンジ」。