野山と地域が染まる 女子旅を彩る桜、藤の花―
11/12/21
春の美しさ、喜びを体全体に
雪が溶け、但馬に春が訪れると野山には花々が美しく咲き誇り、春の女子旅を彩ってくれる。
4月に入ると桜が見ごろを迎えるが、但馬は名所が多い。豊岡市では城崎温泉街を流れる大谿川の桜並木や小京都・出石の出石城跡の桜は定番。神鍋高原の桜の街道も捨てがたい。新温泉町の泰雲寺のエドヒガンザクラのしだれは西日本最大級とも。養父市の樽見の大桜は樹齢1千年の歴史が重厚感をもって花見客を出迎える。
"天空の城"と名高い朝来市の竹田城跡の桜も見ごたえがある。石垣と山頂からの眺め、そして桜の調和が美しい。竹田城跡の撮影スポットとして知られる立雲峡も老桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わう。
4月下旬になると花の見ごろは真っ盛りに。新温泉町の田君川にはバイカモの群落が白一面に花を咲かせ、朝来市和田山町の白井大町藤公園では総延長500メートルにわたり藤棚が藤の花で満開になる。野山広がる但馬は、あちらこちらで花の彩りに触れられる。いわば地域全体が花の名所だ。