観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

滝めぐりとアクティビティ 山ガール・活発女子におすすめ

歩いて爽やか 目からキレイに

昨今ブームの「山ガール」。自然の素晴らしさを肌で体感しようとアクティブに山に親しむ女性たちが増えてきた。豊かな山々に囲まれた但馬地方は、京阪神から気軽に行ける自然散策スポットとして再評価したい地。登山とまでは行かなくとも、ハイキングやアクティビティなどグリーンシーズンを満喫する楽しみに溢れている。

新緑の季節に特におすすめなのが、滝めぐり。香美町を中心に名瀑が点在しており、マイナスイオンを求めてのハイキングはどうだろう。

香美町村岡区の猿尾滝。日本の滝百選にも選ばれている名勝で、2段構えの滝の落差は上段39メートル、下段21メートルというスケール。新緑と白い滝のしぶきのコントラストが癒しの空間を演出する。近隣の女郎滝は水の流れが美しいと評判。猿尾滝とは夫婦滝。

香美町小代区では吉滝へ。2段の滝で、360度どの方向からも眺められ、別名は「裏見の滝」。八反滝は約32メートルから落水する勇壮さで、霧状のしぶきが幻想的だ。

猿尾滝と双璧と表現したいのが養父市の天滝。こちらも日本の滝百選の1つで落差98メートルの滝の迫力は、天から降ってくるかのごとく、圧巻の一言。周囲には大小様々な滝が点在しており、緑の鮮やかさを求めてトレッキングしたい。

天滝

日本の滝百選の一つ、
天滝は大迫力

ハイキングには棚田の景観も加えたい。小代区の「うへ山の棚田」と村岡区の「西ヶ岡の棚田」はともに日本の棚田百選に選ばれており、山間部ならではの芸術的ともいえる棚田の美しい景観が眺められる。

一方で、アクティビティが充実しているのが、豊岡市の神鍋高原。冬はスキー客で賑わうが、春から夏は緑豊かな避暑地として存在感を放つ。

パラグライダーやグラススキーなど高原ならではのスポーツが充実。山陰海岸ジオパークの一部でもある神鍋高原の風景が楽しめるのも大きな魅力だ。そのほかテニスやサイクリングも楽しめ、美容と健康、癒しへの欲求も満たしてくれる。

神鍋高原

神鍋高原で楽しめる
パラグライダー

養父市の若杉高原大屋スキー場では5―10月、ブラシ状のプラスチックマットの上でスキーやスノーボードが楽しめるほか、ウオータージャンプも。

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