ご当地グルメを楽しむ 外宮・御饌丼、鳥羽・とばーがーと鳥羽弁当
外宮では「御饌(みけ)丼」
伊勢神宮外宮の新しい名物「御饌(みけ)丼」。地元産食材にこだわったどんぶりで、外宮前など食事処15軒で味わえる。
「饌」とは食べ物の意。外宮では毎日朝夕、神々への食事の用意が1500年も欠かさず続けられてきた。そのことから、食の大切さを伝えていこうと2009年、地域一体で御饌丼を誕生させた。
定義は伊勢志摩地方産の米とメーンの食材、宮川や五十鈴川の水を使うこと。そして「おかげさま」の心でつくることが最大のポイント。
御饌丼には各店のオリジナル丼と、09年に開かれたどんぶりコンテストから生まれた「どん丼火」がある。オリジナル丼はアナゴや大アサリ、伊勢の車エビなど多彩なラインナップの12種。4月には「鯛の伊勢茶丼」も加わった。どん丼火は、うち9軒で提供。伊勢うどんのタレで焼いた鶏肉と梅酢で色づけした大根が味わい深い逸品だ。マップを片手に店を訪れ、感謝の心で味わいたい。
人気の「とばーがー」 贅沢に「鳥羽弁当」も
鳥羽に近年、新しいご当地メニューが次々に登場し評判を呼んでいる。
まずは「とばーがー」。伊勢エビなど地元食材を使ったバーガーで、2007年に市観光課と地元飲食店が共同で開発、08年に認定を始めて以来、参画店舗もメニューも着実に増加。今では15軒21種が認定されている。
定義は「地元食材を使用」「注文後に作る」「鳥羽市内で販売」。地元食材へのこだわり、できたてを食べてもらおうという姿勢がうれしい。
具材は伊勢エビや神島ダコのほか、浦村カキ、めかぶなど多彩。今春には「タコサルサバーガー」「海老かつバーガー」「お菓子なバーガー」も認定され、一層バラエティ豊かになった。300円からと手軽な値段で鳥羽の食の魅力が味わえる。
もう1つが「鳥羽弁当」。とばーがーに続けと昨年登場、地元食材とアイデアたっぷりの遊び心が詰まった弁当だ。
ラインナップはサザエのつぼ焼きや海女めし、答志島のジャコなど鳥羽一色。6月には「テリヤキBPEドン弁当」「光神弁当」「クイーンズボックス」が加わり、14軒16種に。海辺を眺めながら鳥羽の味覚を味わうという贅沢な旅が楽しめそうだ。
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