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山陰海岸一帯は「世界ジオパーク」 地質遺産豊富、湯村も対象

まんぷく紀行の宿泊地となる兵庫県・湯村温泉は、貴重で美しい地質遺産が豊富な地域「山陰海岸ジオパーク」の一部。10月3日に"地質の世界遺産"世界ジオパークネットワーク加盟が認められ、夢千代の里にまた新たな勲章が加わった。

山陰海岸ジオパークは鳥取県東部から兵庫県、京都府丹後の山陰海岸周辺がエリア。日本列島がアジア大陸の一部だった約7千万年前の地層や、約2500万年前からの日本海形成から現在に至る地質・地形を有することから「地質・地形の博物館」とも呼ばれる。砂丘や洞門など多彩な地質環境は、現在は景勝地として親しまれている。

湯村温泉は、域内を12に分けて設定した「ジオエリア」のうち「扇ノ山ジオエリア」に属し、約100万年前の単成火山群である扇ノ山、その溶岩流で形成された上山高原が見どころ。ジオパークエリア内では、兵庫県の但馬御火浦・浜坂や玄武洞、城崎温泉、鳥取県の鳥取砂丘や浦富海岸、京都府の琴引浜などの景勝地も山陰海岸が生んだ自然の神秘だ。

湯村温泉

夢千代の里にまた新たな勲章が。
写真は湯村温泉街に立つ夢千代像

この特異な地質環境の上に成り立つ、カニをはじめとする食、地域の人々の暮らしもジオパークが備える観光の魅力。山陰海岸ジオパークはまんぷく紀行に新たな視点を与えてくれるだろう。

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