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四万温泉でアート体験 7月16-24日にクラフトシアター

ワークショップで思い出を

四万(しま)温泉(中之条町)で7月16―24日まで、温泉街を舞台にした芸術劇場「温泉郷クラフトシアター つくり手の見える9日間」が開催される。

中之条町では2年に1度、里山を舞台にした現代アートの祭典「中之条ビエンナーレ」を開く。里山や市街地、温泉街の屋外、屋内に作家たちが現代アートを配するだけでなく、ワークショップを通じて、アートによる田舎集落の復興や、アートによる田舎滞在の楽しさを発信している。

これから始まる温泉郷クラフトシアターは、中之条ビエンナーレの谷間の年に開催しているイベントで、2012年から始まり今回が3回目。四万温泉の夏のイベントとして、県内外から様々なジャンルのクラフト作家を招聘し、制作の実演や作品展示だけでなく、宿泊客も参加できるワークショップなどで、四万温泉に滞在する時間を思い出深いものにしている。

今回、クラフトシアターの舞台となるのは温泉街と木造校舎。それぞれの手仕事を間近で見て、感じて、作り手との交流を楽しめる。会場は第三小学校、中屋、工房無限大の3カ所。第三小学校では石彫やステンドグラス、レザークラフトやキャンドルづくり。

中屋では装飾や手作り雑貨、鉄のアート。工房無限大では陶芸が楽しめる。

温泉郷クラフトシアター

「温泉郷クラフトシアター」は木造校舎も舞台に。
ワークショップなどを行う

もう1つの夏休みイベントが、旅館の女将やスタッフが夜の温泉街を案内する「ちょうちんウォーク」。7月15日―8月26日の毎週金曜日に行われる。浴衣がけで提灯を片手に夕涼みをしながら、コンビニも信号機もない静かな温泉街で夜の散策が満喫できる。

四万川に沿って縦に長い四万温泉。以前は四万やまぐち館だけだった集合・解散場所が、参加希望者が増えたことで、四万グランドホテル集合・解散のコースが加わった。散策は夕食後の20時ごろ約1時間。四万温泉の夜に灯りが広がった。参加費は無料。開催当日の17時までに宿泊先の旅館で申し込み参加する。

四万温泉へは、富岡製糸場から上信越道―関越道を利用して約1時間30分。

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