「織都」の熱い3日間 8月5-7日は桐生八木節まつり
16/07/13
桐生の夏の風物詩
第53回「桐生八木節まつり」が8月5―7日の3日間、桐生市内全域で開催される。市内数カ所にやぐらが組まれ、各日とも19時ごろから22時前まで八木節おどりの輪が広がる。
祭りは、初日の5日のメーン行事が全日本八木節競演大会。予選を桐生市市民文化会館小ホールで行い、決戦大会を18時30分から本町五丁目足利銀行前に設置される本町五ワイドステージで行う。
19時からの八木節おどりは本町や末広町など5つの会場で行われる。
翌6日は、織物の街、桐生ならではの「織都桐生千三百年記念織物メチャクチャ市」(桐生織物産地謝恩セール)が10―13時まで、桐生市民文化会館で開かれる。同時開催の桐生祇園祭を象徴するみこし渡御は正午―17時前まで本町を会場に行われる。
最終日の7日は13時から、本町三丁目―錦町までがコースとなるジャンボパレード。15―21時30分まで、新川公園でダンス八木節。
錦町では19―21時45分まで、歴代の全日本八木節競演大会優勝者が共演する。
期間中は、わたらせ渓谷鐵道や上毛電鉄が臨時列車を走らせる。
祭りの起源は350年以上前まで遡る。近代に入ってから地域の祭礼や行事を統合し桐生八木節祭りとして開催されるようになり、近年は50万人以上が訪れる両毛地区最大の祭りとして知られている。
桐生市は織都とも称され、714年に朝廷に絹織物を献上した古事が残るほど、絹織物産業の歴史は古い。
絹産業遺産群の1つで近代養蚕農家のモデルとなった田島弥平旧宅(伊勢崎市)は車で20分ほどの近さ。富岡製糸場からは上信越道―関越道―北関東自動車道経由で1時間ほど。昼間、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」を訪ね、夜は伝統の桐生八木節まつりを見学できるのは、年に3日だけ。