伊香保がハワイに 7月26-29日にフェス
16/07/13
フラのショーで温泉情緒と南国ムードのコラボ
第20回「伊香保ハワイアンフェスティバル」が7月26―29日まで開かれる。会場は伊香保ロープウェイ駅に隣接する渋川市営物聞駐車場、伊香保温泉石段街など。
伊香保温泉にはハワイが独立国だったころの史跡、日本で唯一の「ハワイ王国公使別邸」が残るなどハワイとは縁が深く、今も双方向の文化交流が続いている。夏恒例のハワイアンフェスティバルもそうした交流の一環で、本場ハワイからフラチームを招き「メリーモナークショー」が特設ステージで上演される。
全国からのフラ愛好家らが伊香保温泉に集結し、フラセッションや街角フラが温泉街を舞台に繰り広げられる。
伊香保温泉に残るハワイ王国公使別邸は、ハワイが独立国だった当時の駐日ハワイ王国弁理公使ロバート・W・アルウィン氏が夏に別荘として使用していた建物の一部。明治時代に、政府高官の井上馨の紹介で、夏の避暑地として伊香保に別荘を持ち、以降、この地をこよなく愛したという。
現在は、移築改修した公使別邸と新設したガイダンス施設が一般に公開されている。公使別邸の2階部分は、土日祝日やお盆の期間、ハワイアンフェスティバル開催期間に見ることができる。
また、伊香保温泉では9月30日まで毎日、石段の3カ所から旅館の女将さんらがしゃぼん玉を飛ばす「女将の夢色虹色しゃぼん玉大作戦」が行われる。17時、温泉街に童謡「しゃぼん玉」のメロディーが流れると、石段街にたくさんのしゃぼん玉が広がっていく。童謡「しゃぼん玉」を作詞した野口雨情は、伊香保温泉の旅館を定宿にしていた。
伊香保温泉へは、富岡製糸場から上信越道―関越道を利用して1時間ほど。