ファンなら一度は真田街道へ 群馬県を横断
16/07/13
史跡が点在 沼田市では「真田丸展」
もともと真田街道周辺の市町村では、長野県上田市から群馬県を横断し、栃木県日光市までを、ドイツのロマンチック街道に倣って「日本ロマンチック街道」と称して、共同で観光プロモーションすることもあった。真田街道は、ほぼ日本ロマンチック街道に重なる。
真田氏は戦国時代、上田市真田を拠点に群馬県内の諸城を攻略しながら東へ向かって勢力下に治めていった。岩櫃城跡(東吾妻町)、名胡桃城跡(みなかみ町)、沼田城跡(沼田市)などは真田ファンなら一度は訪ねたい史跡だといえる。真田丸放映を前に、名胡桃城跡は再整備され、入口に当たる国道17号線には幟が立ち並ぶ。
また、沼田市は同市下之町のグリーンベル21で、来年3月31日まで、「上州沼田真田丸展」を開いている。小松姫のエピソードなど、沼田が真田家と深いかかわりがあることを真田丸を通じて紹介している。会場にはドラマに登場する衣装や小道具を展示、小松姫を演じる吉田羊さんの語りによる「真田丸シアター」も設置されている。
真田街道は上田市から国道144号線で鳥居峠を越えて群馬県内へ。嬬恋村、草津町、長野原町、東吾妻町、中之条町、みなかみ町、高山村、沼田市、昭和村、川場村、片品村までを結んでいる。