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世紀の大事業から半世紀 黒部ダムでイベント/大町

ダムに奥深く触れる

黒部ダムの長野県側の玄関口・大町市。昨年はダムが完成して50年、今年はダムへ観光客を運ぶ関西電力トロリーバスが開通50周年の記念イヤーを迎えている。市ではこの節目を記念して誘客イベントを多彩に展開。世紀の大事業から50年を経て、次代の賑わい創出へつなげようと機運を高めていく。

黒部ダム関連のイベントは50周年の昨年から意欲的に展開している。今年まず、50周年記念として“くろよん工事”を描いた映画「黒部の太陽」主演の石原裕次郎さん直筆銘板を黒部ダム駅に設置。6月5日にセレモニーを開く。

メーンイベントは企画展「黒部の物語―人・使命・情熱」。7月19日―9月30日、黒部ダム新展望広場で、ダム建設や黒部川の電源開発工事の歴史を写真などの展示でたどる。

黒部ダム

黒部ダムではダム建設の歴史展や
子ども向けイベントを実施

夏休み期間の7月22日―8月29日の平日は子どもたちが喜ぶイベントを展開。ちびっこ駅長体験や流木サンドアートなど体験企画が充実する。

黒部ダムに奥深く触れる見学ツアーは、トロリーバス・扇沢駅の車庫見学(7月25日、8月25日)、ダム特別見学(7月30日、8月20日、9月3、25日)、関電トンネルの破砕帯見学(9月27日、11月8日)で、いずれも公募制で実施。ダム見学では通常では見られないダム内部の監査廊や計測装置などが見られるなど、いずれも記念イベントならではの貴重な体験だ。

秋には10月18日にダムライトアップと星空観察を開く。

トロリーバスでは、すでに車体を50周年記念バージョンにラッピングしてお出迎え。8月1―3日は記念イベント「トロバスフェスタ」で展望カフェやトレッキングイベントが催される。11月30日までのシーズン中は、乗車10万人ごとに記念品を贈呈する。

黒部ダム周辺では、黒部湖を周遊する「湖上遊覧船ガルベ」では7月21日、8月2日に「ちびっこガルベ体験」と銘打ち、子どもたちが操舵やロープの扱いを体験できる。黒部ダムを舞台にしたスタンプラリーも11月30日まで実施中だ。

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