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田毎の月と姨捨夜景 戸倉上山田温泉からバスツアー/千曲

千曲市観光協会が設定

千曲市の春は、ひと目十万本と讃えられるあんずの里(森・倉科地区)や、名月の里と称される姨捨の水を張った棚田が見どころ。

棚田は4月下旬から5月はじめにかけて上部から下部へと順々に水が張られ、代かき、田植えが始まる。水の張られた棚田に写る月は、「田毎の月」として多くの歌人に詠われてきた。

千曲市観光協会では、ここの夜景を宿泊客に「姨捨夜景バスツアー」として売り出している。戸倉上山田温泉発着で4―11月は金・土曜日の週2日の催行、12―3月は土曜日の催行。10人以上は催行日でなくても応じる。

バスは戸倉上山田温泉を20時ごろに出発。JR姨捨駅からは、芭蕉や一茶など多くの俳人に詠まれた「信州姨捨の棚田」を眼下に、その向こうには長野市方面を望む善光寺平の夜景が広がる。歩くごとに、小さな田んぼ1枚1枚に月が写りこむ「田毎の月」は、稲が大きく育つまでが見ごろ。姨捨の棚田は国の重要文化的景観に選定されているほか、ここからの夜景は全国の夜景百景に選ばれている。

善光寺平

姨捨駅から望む善光寺平(長野市)
の夜景

「訪ねる価値のある駅」で全国第2位の姨捨駅も見どころの1つ。入場し、日本三大車窓に数えられる景色と、スイッチバックする列車を見学する。ツアーの所要時間は約90分。

参加料金は、姨捨駅来場記念特別切符や夜景絵はがきが付いて、中学生以上1千円、小学生は500円。

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