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箱根ガラスの森美術館(仙石原) 高貴なアートを

モザイク美の世界展

箱根ガラスの森美術館は、15世紀から19世紀にかけてヨーロッパの王侯貴族を熱狂させた繊細優美なヴェネチアン・グラスを多数展示するとともに、20世紀の斬新な現代作家の作品を展示するなど、ヴェネチアン・グラスの全ぼうが見られる国内唯一の美術館。

4月20日から11月24日まで、2013年特別企画展「モザイク美の世界」が開催される。

本展では、ガラスと木という異なった素材を使いながらも、幾何学的な模様を制作する工程は極めて類似しているヴェネチアの「モザイク・グラス」と「箱根寄木細工」を約120点展示。ヴェネチア、ムラーノ・ガラス美術館からはヴィンツェンツォ・モレッティが復元した色鮮やかで模様の美しい皿や花器、また日本有数のコレクター金子皓彦氏が所蔵する、海外へ盛んに輸出されたライティングビューローやチェステーブルなどの貴重なコレクションが出品される。西洋と東洋の伝統工芸における職人技の「競艶」とガラスと木が織り成すモザイク美の世界を存分に堪能できる。

ライティングビューロー

「ライティングビューロー」
(金子コレクション)

四季折々の花々で彩られた庭園には、16万粒のクリスタルガラスで作られたガラスのアーチ「光の回廊」が陽光で輝きを放つ。世界各国の10万点に及ぶガラス製品やメープルシロップを使ったオリジナル商品を揃えたミュージアムショップ、イタリア人歌手によるカンツォーネの生演奏が楽しめるカフェレストランのほか、体験工房も充実しており、丸1日ゆっくりと過ごすことができる。

箱根ガラスの森美術館

美術館外観

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